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地域課題解決イベント:佐賀県伊万里市編を開催ました!

イベントレポ

2023/07/29

2023年7月28日、第4回の地域課題解決イベントを一般社団法人9times9様と共催で開催いたしました。今回の舞台は焼き物の里として有名な佐賀県伊万里市。その佐賀県伊万里市大川内山の伝統工芸と技術の継承を学び、持続可能な地域経済のあり方を考えるワークショップを行いました。

第1部は鍋島虎仙窯 番頭兼絵師の川副隆彦氏から佐賀県伊万里市大川内山地区の焼き物の里の現状と課題についてお話いただきました。第2・3部では地域と都市の連携の在り方を実例を交えながらディスカッションしました。

▼イベント概要
開会挨拶:イベント趣旨説明

第1部:佐賀県伊万里市大川内山地区、焼き物の里の現状と課題について
登壇者:鍋島虎仙窯 番頭兼絵師 川副 隆彦 様

第2部:9issues × 9solutions
地域と都市の連携の在り方についてディスカッションしました。

第3部:ワークショップ
登壇者:地域課題解決の実例インプット

閉会挨拶

ネットワーキング・懇親会(現地のみ)

seesawでは以下のような悩みや課題のご相談も受け付けております。
ぜひお気軽にお問い合わせください!
・地域での取り組みや施策や方法に課題を持つ自治体や団体
・脱炭素社会実現のために、自社技術や事業展開をお考えの企業様 etc.


【鍋島焼(大川内山)について】
卓越した技術力と優美で斬新なデザイン力、それに品格を備えており肥前磁器の中でも頂点に位置付けられている。肥前地域を支配していた鍋島藩が威信をかけ藩直営の藩窯を延宝3年(1675年)に現在の伊万里市大川内山に築き明治4年(1871年)まで藩窯として焼造しておりこの間、鍋島藩は御用窯の運営を強化すべく有田焼から優れた陶工31人を集結させ藩の許可なく出入りする事を禁じ技術流出を防ぐとともに国内最高の技術者集団として苗字帯刀を許可する待遇で雇用し育成していた。当時の鍋島焼は一般には出回ることはなく将軍や大名の為だけに創られた献上品であった。代表的なものには大きく分けて色鍋島、藍鍋島(鍋島染付)、鍋島青磁があり国内最高峰磁器と言われいる。
その後、廃藩置県以降は藩窯としての鍋島焼は無くなったが民窯として鍋島の技術継承や青磁鉱石の材料を30件の窯元が現在も受け継いで焼造している。
現在の大川内山は『秘窯の里大川内山』と称され観光地としても賑わっている。